生産性とモチベーションが下がる働き方

働き方改革」。

「もう勘弁して下さい」っていうくらい聞き飽きた言葉だが、現場レベルで改革されている職場は、この日本でどれほどあるんだろうか。

 

夕方の定時に終わるはずがないルーチーン業務の山。定時直後から上席との指導という名のミーティングや、外部へ出す文書の決裁に時間がかかるため、気が付けばPCをシャットダウンしなければならない時間となっている。その後からルーチーン業務や引継ぎ文書等を作る羽目になる。それに加えて翌日が休みなら、引継ぎ文書を作ったにも関わらず職場へ電話して引き継ぐ同僚へ引き継がなければならない・・・。

 

突っ込みどころが満載な業務の仕組み。形だけの働き方改革なんて有害、不要。

 

現場に裁量権が少なく、自分の時間や金を犠牲にしてでも誰かの手伝いをするのが美徳とされる組織風土は時代遅れそのもの。「つながらない権利」も認められず、QOLなんてあってないようなもの。生産性や効率と聞くと、すぐに現場に時短を求める浅はかさ。

 

 

 

これからの義務教育では、いかに組織の士気を下げず効率を上げるかというマネジメント教育を必修にした方がいい。